円高とは、円が外国通貨(例:ドル・ユーロ)に比べて高くなることです。例えば、ニュースで円/ドルの為替相場を見て200円=1ドルだったとします。後日、ニュースを見た時には100円=1ドルになっていました。以前は200円で買えた1ドルが、変更後には100円で1ドルが買えるようになり、100円お得になりました。一見、円の数字が100→80と低くなっていて違和感を感じますが、実は円の価値がドルより高くなっており、安く買えるようになっており、この現象を円高と言います。
FXは外国の通貨を売買して、利益を出す取引です。実際にはどういう取引なのかを、円高のところで挙げた例を参考にしてみましょう。最初の為替相場は200円=1ドルです。では、200円で1ドルを買ってみます。それを円高になった100円=1ドルになったところで売ったとします。この場合は200円で買ったドルを100円で売ってしまったので、100円の損になってしまいます。
逆に、100円=1ドルの時に買い、200円=1ドルの時に売れば、100円の利益になります。
実際のFXで取引する際には、まず為替相場(レートとも呼びます)を見て、
いくら購入するか(このいくら買うかの取引単位をLotと呼びます)を決め、以後の変化(例:円高・円安)に応じて再び売買し、
利益を生んでいくことになります。FXはこのように、外交通貨の相場に合わせて利益を生じさせる取引です。
また、上記の例が示すように、FXと円高(また円安)は重要な関係を持っています。