アノマリーとは、論理的には説明できませんが頻繁に繰り返されるパターンで、それを知ることによってFXにおいて大きく勝敗を上げることが出来ます。いわば、アノマリーはジングスと言ってよいでしょう。
FXには、様々なアノマリーが存在しています。
例えば、満月の時はドル安になりやすいとか、毎月第一金曜日に発表される米雇用統計は、為替が大きく動きやすいとか、FRB議長証言もドル円の方向性が決まりやすい、などです。こうした日によって注目されている日アノマリーです。
また、季節的に注目されているものもあり、代表的な例では、1月の相場が今年1年の相場を決める。
2月は、逆張りの季節、3月と4月は逆に相場が動く。6月は米金利に注目する。9月はドル円が同じ方向に動きやすく、FXの初心者には向きの季節とか、9月は長期的ポジションを取りやすく、値動きの荒いイースターなど、毎月の行事や特徴を把握した方が良いでしょう。
実際、今年の相場はどうだったでしょうか?
3月と4月の相場を確認しますと、3月末の終値は118.28銭で4月1日は120.39銭と上がりの終値です。企業が年度末決算でポジションを解消し、新年度にポジションを取り直すことが起因しているとも言われていますが、実際はよくわからないのが、アノマリーです。
ただ、こう言ったアノマリー現象はその通りにならない面もありますが、投資家が注目しているので、荒相場になりやすく、注意が必要です。