FX(外国為替証拠金取引)における未決済の保有通貨が損失を出していることをアゲインストと言います。
仮に米ドルを100ドル保有しているとしまして購入時の相場が1ドル150円ならば購入時には
15000円を費やしてその100ドルを購入していたことになります。
これが1ドル100円の円高ドル安が進んだ状態になると、その100ドルは日本円換算すると10000円の価値になりますから、
この時もし保有ドルを売却すると5000円の損失がでることになるのです。
この様な状態を指して逆風を意味する「アゲインスト」と呼びます。
勿論この逆のドル高円安も存在して例えば1ドル200円になると
先述の100ドルはこの時日本円に換算すると20000円の価値を持ち5000円の利益を得られたことになります。
この状況はfavor(恩恵・有利)という語で表され先程のアゲインストの対義語となって真逆の状況を表します。
まとめますと、アゲインストは保有通貨が損失を生んだために好ましくないという状況を表す語となり、
この対義語がフェイバー利益の恩恵で有利な状況である事を表し、
FX出の保有通貨の状況はアゲインストとフェイバーの2語で表現されます。
60台以上の方が戦後初めて外国やベイ統治下の沖縄でドルを手にした際は当時はまだ固定相場制の1ドルが360円でした。
しかしこの29年後のバブル期には超円高ドル安の状況となったのです例えばある時の相場は1ドル80円でした。
この2時代間で100ドルを持ち越せば当然損をすることとなりこのような時を指し示す言葉がアゲインストであります。
この言葉は時代や世代をまたがずともFX取引でも発生し得ることです。