各国の政策金利にも目を向けてみましょう。
政策金利は、各国の中央銀行が金融政策の一環として設定する短期間金利のこと。
日本でいえば、日本銀行が設定するゼロ金利がこれにあたります。
金利が重要な理由は、金利が上下するという正比率の関連があるためです。
金利が上がった通貨はスワップポイントが求める人達に買われ、価格が上昇します。
低金利は逆で、下落しやすくなります。そのため、市場参加者たちは各国の政策金利の発表に注目しています。
金利が変われば取引する通貨も変わる
各国の政策金利は、中央銀行から定期的に発表されています。アメリカは連邦公開市場委員会が6週間に1度、ユーロ円は欧州中央銀行が毎月上旬に発表しています。市場に参加する人たちの売買も、このタイミングに合して活発になると考えて良いでしょう。
例えば、円の金利は低く、ほとんど通貨に対してスワップポイントが得られます。しかし、円売り・米ドル買いでポジションを持っているときに米ドルの金利が下がれば、米ドルを売って金利が高い別の通貨を買う動きが生まれます。つまり、売りの勢いが増しドル安が進みます。
このように各国の政策金利は為替レートに影響を及ぼしているようです。
政策金利はどうやって決まるの?
金利を含む金融政策は、中央銀行内メンバーの多数決で決定。日本の場合、日銀総裁、副総裁2人、審議委員6人の多数決によって決定されます。会合の内容は、1か月後に日銀ウェブサイトにて発表。
日銀の景気観や経済動向の見通しを知るために目を通して見るのもオススメ。
各国には中央銀行と呼ばれる自国の財政をを行う、銀行が存在しています。
基本的にお金の発行や民間銀行や政府の資金管理と貸し出しなどを行うところです。
あまりおおやけに出ることが少ない分野なので、少し意識してみてみると違った視線で見ることができて楽しいですよ!